略拝詞(りゃくはいし)~神社または神棚への拝礼作法

西牟田 崇生『家庭の祭祀事典 神棚と敬神行事』

2016年6月1日

神社または神棚への拝礼作法の紹介。略拝詞(りゃくはいし)とは祝詞を簡略化したもので、神社でも神棚でも使うことが出来ます。

西牟田 崇生『家庭の祭祀事典 神棚と敬神行事』


略拝詞(りゃくはいし)

略拝詞(りゃくはいし)~神社または神棚への拝礼作法(縮小版)

※写真は 西牟田崇生『家庭の祭祀事典 神棚と敬神行事』よりキャプチャーしたものです。神棚や神社参拝の際に参考にして下さい。

※神社参拝の際はこの略拝詞(りゃくはいし)が最も簡単で良いと思います。神社で長々と祝詞を言うのは後ろに人が待っている場合は迷惑ですし、略拝詞は短い言葉ですが、「お祓い下さい、お清め下さい、お守り下さい、幸福にして下さい」という お願いごとの全てが詰まっているのでこれだけで良い気がします。

 

神棚拝礼の作法

伊勢神宮で購入した神棚(棚板サイズ幅600mmx奥行き350mm)

手を洗い、口をすすぐなど、身を清め衣服を正した後に

その1

  1. 揖(ゆう)をし、宮形の扉を開き、再度、揖(ゆう)
    ※揖(ゆう)とは拝につぐ敬礼作法で軽いお辞儀に相当
    ※宮形の開閉にはこだわる必要ない
  2. 揖(ゆう)をし、神饌(洗米、水、塩)を供えて、再度、揖(ゆう)
  3. 二拝二拍手一拝
  4. 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下

その2

  1. 1~2は同じ
  2. 二拝してから神棚拝詞(かみだなはいし)、後に二拝二拍手一拝
  3. 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下

その3

  1. 1~2は同じ
  2. 二拝してから祓詞(はらえことば)、後に二拝二拍手一拝、二拝、神棚拝詞(かみだなはいし)、二拝二拍手一拝
  3. 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下

※特別の祈願内容がある場合、祈願詞(祈願内容を記した文章)を神棚拝詞の後に続ける。その場合、「別辞(ことわ)きて白(もう)さく」と繋ぎ、その事柄を奏上し、「恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(もう)す」と結ぶ。

 

その他祝詞

 

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