神社または神棚への拝礼作法の紹介。祓詞(はらえことば)とはもっともスタンダードな祝詞です。神社でも神棚でも使うことが出来ます。

祓詞(はらえことば)
テキスト版:
掛〈か〉けまくも畏〈かしこ〉き
伊耶那岐大神〈いざなぎのおおかみ〉
筑紫〈つくし〉の日向〈ひむか〉の橘〈たちばな〉の
小戸〈おど〉の阿波岐原〈あわぎはら〉に
御禊祓〈みそぎはらえ〉給〈たま〉ひし時〈とき〉に
生〈な〉り坐〈ま〉せる祓戸大神〈はらえどのおおかみ〉等〈たち〉諸々〈もろもろ〉の禍事〈まがごと〉
罪〈つみ〉・穢〈けがれ〉有〈あ〉らむをば
祓〈はら〉へ給〈たま〉い、清〈きよ〉め給〈たま〉へ
と白〈もう〉す事〈こと〉を、聞〈き〉こし食〈め〉せと、
恐〈かしこ〉み恐〈かしこ〉みも白〈もう〉す。
要約:伊邪那岐大神、祓戸の神達にお願い申し上げます、罪や穢があればお祓い下さい、お清め下さい。
※写真は 西牟田崇生『家庭の祭祀事典 神棚と敬神行事』よりキャプチャーしたものです。神棚や神社参拝の際に参考にして下さい。
神棚拝礼の作法

手を洗い、口をすすぐなど、身を清め衣服を正した後に
その1
- 揖(ゆう)をし、宮形の扉を開き、再度、揖(ゆう)
※揖(ゆう)とは拝につぐ敬礼作法で軽いお辞儀に相当
※宮形の開閉にはこだわる必要ない - 揖(ゆう)をし、神饌(洗米、水、塩)を供えて、再度、揖(ゆう)
- 二拝二拍手一拝
- 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下
その2
- 1~2は同じ
- 二拝してから神棚拝詞(かみだなはいし)、後に二拝二拍手一拝
- 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下
その3
- 1~2は同じ
- 二拝してから祓詞(はらえことば)、後に二拝二拍手一拝、二拝、神棚拝詞(かみだなはいし)、二拝二拍手一拝
- 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下
※特別の祈願内容がある場合、祈願詞(祈願内容を記した文章)を神棚拝詞の後に続ける。その場合、「別辞(ことわ)きて白(もう)さく」と繋ぎ、その事柄を奏上し、「恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(もう)す」と結ぶ。
その他祝詞
- 大祓詞(おおはらえのことば):「高天原にかむずまります」ではじまる約900字のプロ仕様。6月と12月の末日に奏上すると良い。
- 神棚拝詞(かみだなはいし):「この神床(かむどこ)にます」ではじまる神棚に向かって奏上する祝詞。決意表明のようなもの。
- 略拝詞(りゃくはいし):「祓(はら)えたまい、清(きよ)めたまえ」ではじまる祝詞を簡略化したもの。短いので神社参拝の際におすすめ
『家庭の祭祀事典 神棚と敬神行事』は、値が張る本ですが、神道を勉強するなら中途半端な本を沢山買うよりコレ一冊のほうが余程ためになります。

神棚:

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