大祓詞(おおはらえのことば)~神社または神棚への拝礼作法
神社または神棚への拝礼作法の紹介。大祓詞(おおはらえのことば)とは約900字のプロ仕様の祝詞。6月と12月の末日に奏上すると良い祝詞です。
目次
大祓詞(おおはらえのことば)
※写真は 西牟田崇生『家庭の祭祀事典 神棚と敬神行事』よりキャプチャーしたものです。神棚や神社参拝の際に参考にして下さい。
神棚拝礼の作法
手を洗い、口をすすぐなど、身を清め衣服を正した後に
その1
- 揖(ゆう)をし、宮形の扉を開き、再度、揖(ゆう)
※揖(ゆう)とは拝につぐ敬礼作法で軽いお辞儀に相当
※宮形の開閉にはこだわる必要ない - 揖(ゆう)をし、神饌(洗米、水、塩)を供えて、再度、揖(ゆう)
- 二拝二拍手一拝
- 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下
その2
- 1~2は同じ
- 二拝してから神棚拝詞(かみだなはいし)、後に二拝二拍手一拝
- 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下
その3
- 1~2は同じ
- 二拝してから祓詞(はらえことば)、後に二拝二拍手一拝、二拝、神棚拝詞(かみだなはいし)、二拝二拍手一拝
- 宮形の扉を開けた場合は閉じ、揖(ゆう)をし、神前から退下
※特別の祈願内容がある場合、祈願詞(祈願内容を記した文章)を神棚拝詞の後に続ける。その場合、「別辞(ことわ)きて白(もう)さく」と繋ぎ、その事柄を奏上し、「恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(もう)す」と結ぶ。
その他祝詞
- 祓詞(はらえことば):「かけまくもかしこき」ではじまるもっともスタンダードな祝詞。
- 神棚拝詞(かみだなはいし):「この神床(かむどこ)にます」ではじまる神棚に向かって奏上する祝詞。決意表明のようなもの。
- 略拝詞(りゃくはいし):「祓(はら)えたまい、清(きよ)めたまえ」ではじまる祝詞を簡略化したもの。短いので神社参拝の際におすすめ
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