ブログを上位表示させるために心がけていること~コアアップデートに被弾しないために

サイト(ブログ)を上位表示させるために必要なことは、E-E-A-T、YMYLなどGoogleのガイドラインに沿ったサイト運営(ブログ運営)をすることです。
Googleコアアップデートに被弾して考えたこと
2021年6月に“June 2021 Core Update” と呼ばれるGoogleの検索エンジンのアップデート(コアアップデート)がありました。
幸い私の運営サイトは被弾せずに済みましたが、過去を見てみると本当に酷いものでした。
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)には以前から興味はあったものの特に情報収集していなかったので、Googleのガイドライン変更には無頓着で、特に2017年のフレッドアップデートと呼ばれるコアアップデート以降は苦難の連続でした_| ̄|○
フレッドアップデートとは
フレッドアップデートとは、健康や医療系情報のまとめサイト「WELQ」がGoogleなどの検索エンジンで上位表示させるために行った悪質な行為を排除するためにGoogleが行ったアップデートのこと。
フレッドアップデートにより、広告を過度に貼ったWebサイトや、内容の薄いサイトなどが検索圏外に飛ばされるようになり、私のサイトがそのフレッドアップデートに被弾したのかは分かりませんが、それまで10万PV/月以上あったサイトが一時は3万~4万PVまで落ち込みました。
GoogleはWELQ騒動以降もサイトの品質をより詳細にチェックするようになります。
例えばE-E-A-Tです。
E-E-A-Tとは
E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、簡単に言うと、Googleは素人よりも専門家が書いた記事を優遇するということです。
他にもGoogleはYMYLにも力を入れ始めます。
YMYLとは
YMYLとは Your Money or Your Lifeの頭文字を取ったもので、お金に関することや、健康に関することは特に専門性が大切で、「ガンには○○が効く!」や「○○は確実に儲かる!」などという素人が書いた信憑性のない情報は一気に圏外へ飛ばされるようになりました(マイクロソフトの検索エンジンBINGはまだそのあたりが甘く、検索結果がかなり異なります)。
GoogleがE-E-A-TやYMYLに力を入れるのは当たり前で、Googleで検索したユーザーがその健康法や投資法を試した結果、健康悪化や、大切な財産を失ったりしたらGoogleが訴えられるリスクもあるわけですからね。
素人が記事を書いても上位表示しないのか
では、今後は素人が記事を書いても上位表示しないのかというとそんなことは全く無くて、専門家に負けない良質な記事を書き続けることで、E-E-A-TのAuthoritativeness(権威性)は無理でも、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Trustworthiness(信頼性)は上げることが可能だと思っています。
素人がE-E-A-T、YMYLの影響を受けないための対策
私なりに考えたE-E-A-T、YMYL対策について書いてみたいと思います。
プロフィールをしっかり書く
本名でブログ運営する必要はありませんが、ブログ運営の基本として、サイトのテーマに合った自分の経歴をしっかり書くことが必要だと思っています。権威性はなくても、プロフィールに専門分野を書くことにより「この人はこういうことに精通しているのか」と信頼度がアップすると思います。
プライバシーポリシー(個人情報保護方針)を設置する
プライバシーポリシー(個人情報保護方針)とは、ブログに訪れたユーザーの個人情報の取り扱いをどうするかということです。
個人ブログに個人情報なんて関係ないと思うかもしれませんが、記事にコメントが付けば、そのユーザーの名前やメールドレス、IPアドレスを取得していますし、アクセス解析を導入している場合はCookieやウェブビーコンという技術により訪れたユーザーの閲覧履歴や訪問回数、クリック、使用端末などの情報を取得しています。
プライバシーポリシーとはそんな個人データーをどう扱うかを表明することで、サイトの信頼性をアップさせることが出来ます。
特にGoogleアドセンスやアフィリエイトなど広告で収入を得ている方は必須!というか、最近ではプライバシーポリシーがないと審査にすら通らないと言われていますので必ず書いておく必要があります。
メールフォーム(連絡先)を設置する
ユーザーがいつでも連絡できるメールフォームは設置していたほうが信頼性は上がると思います。記事に興味を持った方からの問い合わせはもちろん、記事の間違いや法的問題の指摘などメールフォームなどの連絡先を書いておくことで、様々なリスクを回避することも出来ます。
特に、プロフィールとプライバシーポリシー、メールフォームの3つはE-E-A-Tに最低限必要なものだと思いますので必ず設置しましょう。
設置するだけではなくてどの場所に置くかも重要で、どのページからでもアクセスできるようにページ上部のヘッダーや下部のフッター、サイドバーなどわかり易い場所への設置をおすすめします。
雑記ブログよりも特化ブログ
どこの馬の骨とも分からない人の何でもありの雑記ブログって読みたいと思いますか?私は興味ありません。
最近見た映画の話や旅行記など、映画やその旅行先に興味があれば読んで見たいと思いますが、ブログ運営者には特に興味ないですからね。
それだったらジャンルを絞った特化ブログにすることで、例えば映画関連のブログなら「この人のすすめる映画なら間違いない!」旅のブログなら、「この人が旅した場所なら行ってみたい!」と思うかもしれませんよね。
これもひとつの専門性と信頼性だと思います。
※ちなみに私が書いてるこのブログはどこの馬の骨とも分からない男の雑記ブログですが、ここは「書きたいことを書く」がテーマなのでアクセス数は全く気にしていません。
良質な記事を書き続ける
ブログの運営年数(ドメインエイジ)は重要だと思います。ブログをはじめて1ヶ月の人と、10年書き続けている人とでは信頼性が違ってきますよね。
継続は力なりではありませんが、素人でも同じテーマのブログを継続して書き続けることで、専門性と信頼性を上げることは可能だと思います。
また長年運営している信頼性のあるサイト(ブログ)というのは被リンク(他のサイトからのリンク)が自然と多くつくので、信頼性はさらに上がります(自分の別のサイトからのリンクも有効ですが、関連のない記事からのリンクはペナルティーの対象になると思いますので止めましょう)。
情報の古い記事はリライトor削除
よく人気ブログにするために「毎日投稿しよう!」「最低100記事書こう!」などと紹介されていることから新規投稿には熱心でも書いたら書きっぱなしという方が意外と多いです。
サイト(ブログ)作りでいちばん大切なのは信頼性ですので、間違った記事や情報の古くなった記事は修正したり、出来ないものは削除(非公開に)すべきだと思います。
信頼できるサイトへリンクを貼ろう
「私はこう思う」だけでではなくて、○○に関しては(権威のある)「▼▼さんも言っています」とそのサイトへリンクを貼ることで、そのブログ記事の信頼性はアップします。
無料ブログはやめる
無料ブログはメールアドレス1つで誰でも簡単に開設出来るのが利点ではありますが、信頼性という点ではどうでしょう?どこの馬の骨とも分からない人の無料ブログと、どこの馬の骨とも分からない人ですが、ちゃんとお金を払ってWordPressなどでブログを運営している人とでは多少ではありますが信頼できませんか。
仮に無料ブログで人気を得たとしても、最近の無料ブログには邪魔な広告がこれでもか!というくらいたくさん入るのでユーザビリティは最悪ですし、最悪の場合ブログ運営会社の撤退などにより突然閉鎖されるリスクもあります>経験あり_| ̄|○
その点お金を払ってWordPressなどでブログを運営している場合は、レンタルサーバー会社が仮に倒産などで撤退した場合でも独自ドメイン(サイトのurl)を別で取得していればアドレスはそのままにレンタルサーバー会社だけを変えれば良いだけなのでリスクがありません。
また、サイトに広告を貼ることで収益を得られる「Googleアドセンス」も、近年では独自ドメインのサイトでないと審査にすら通らないそうです。お金を払ってサイトを運営するということは仮に匿名であってもそれだけ信頼があるということなのでしょう。
詳しくは:
Google AdSenseを導入して収益を得られるWordPressブログを実現しよう!- ロリポップ!レンタルサーバー
まとめ
いかがでしたでしょうか、私なりの解釈ですが、サイト(ブログ)を上位表示させるために必要なことをいくつかピックアップしてみました。
2017年のコアアップデートで被弾して以来、上記施策を実行し、2020年以降はコアアップデートには一度も被弾せず、順位の大きな落ち込みもなくアクセス数も上昇(安定)しています。
といっても私の運営するサイトもまだまだ発展途上なので、ある日突然順位が落ちるかもしれません((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。
しかし、E-E-A-TとYMYLなど最新のGoogleのガイドラインをチェックしつつサイト運営(ブログ運営)をやっていれば被害は最小限に抑えることも可能だと思っています。
もしこの記事を読んで心当たりのある方がいたらやってみてはいかがでしょう。頑張って検索エンジンの上位表示を目指しましょうp(^^)q
追記:コアアップデート対策~Google検索セントラルに答えが書いてある
コアアップデートに被弾した方は、Google検索セントラル(Google Search Central)を熟読することをおすすめします。
Google検索セントラル(Google Search Central)とは
Google検索セントラル(Google Search Central)とは、Googleが提供する ウェブサイト運営者向けの公式情報サイトで、検索エンジン最適化(SEO)や Google 検索の仕組みに関するガイドライン、ツール、最新情報を提供しています。
今回は、その中から「コアアップデート」に関係ありそうなものを2つピックアップしまとめてみました。
①有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成
1. 独自性と価値のある情報を提供する:
他のサイトの情報をまとめるだけではなく、独自の視点や経験を盛り込む。
実際に試した商品やサービスのレビューを詳しく書く。
具体的なデータや実験結果を提示する。
2. 専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を高める:
運営者や著者のプロフィールを明示する。
公式サイトや信頼できる情報源を適切に引用する。
実体験に基づいた独自の情報を書く。
※E-E-A-Tとは(Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を満たしたページを上位表示するというGoogleの指針です。
3. 検索エンジン向けではなく、ユーザー向けに記事を作る:
キーワードの乱用を避け、自然な文章で書く。
記事の内容が「読者の問題解決」や「知りたいことの解明」に貢献しているかを確認する。
4. 技術的な品質を確保する:
誤字脱字をなくし、読みやすい文章にする。
ページの表示速度やモバイル対応を最適化する。
内部リンクを適切に配置し、ユーザーが関連情報を見つけやすくする。
②Discoverのコンテンツ ポリシー
Discover とは、Googleのブラウザなどでトップページに表示される「個々のユーザー用にカスタマイズされたコンテンツフィード(おすすめ記事)」のことです。Google Discoverに記事が掲載されるとアクセス数が爆上がりすることから「Google砲」とも呼ばれます。
Google Discoverに掲載されるためには、まずサイト内に以下のようなコンテンツがないか確認し、あった場合は、削除または修正しましょう。
- 欺瞞行為
- ハラスメント コンテンツ
- ヘイト コンテンツ
- 操作されたメディア
- 医療のコンテンツ
- 性的描写が露骨なコンテンツ
- 暴力的過激主義のコンテンツ
- 暴力的または残虐なコンテンツ
- 下品な言葉や冒とく
広告、スポンサー コンテンツ:
Googleは、サイトに広告を掲載することにペナルティーは課していませんが、広告やアフィリエイトがあることを隠してはいけません。
- 広告やスポンサーコンテンツの比率
広告やスポンサーコンテンツが、サイトのメインのコンテンツ(記事など)より多くならないようにする。広告ばかりで、ユーザーにとって有益な情報が少ないサイトはNG。 - スポンサーコンテンツの偽装禁止
広告やスポンサーコンテンツを、通常の独立した記事のように見せたり、スポンサー コンテンツであることを隠したりすることは認められません。スポンサーシップは、読者に明確に開示しなければなりません。
誤解を招くコンテンツ:
→ 記事のタイトルやサムネイルで大げさな表現を使い、クリックを誘導する行為はNGです。
透明性:
Google Discoverでは、ユーザーに信頼されるための情報を明確に提示する必要があります。
明確な日付と執筆者の署名:
→ 記事に「投稿日」と「執筆者の名前」をしっかり記載すること(本名である必要はありません)。
執筆者や公開元の情報:
→ 記事を書いた人やサイト運営者についての情報を提供すること。
コンテンツを提供した企業やネットワークの情報:
→ 企業が関与している場合、その情報を開示すること(例:「この商品は○○社から提供されたものです」)。
連絡先情報の記載:
→ サイト運営者と連絡が取れるように、問い合わせページやメールアドレスを用意すること。
追記のまとめ
コアアップデートにより大きく順位を下げたという方はこの「Google検索セントラル」に沿ったサイト作りをしてみてはいかがでしょうか。