東国三社 – 鹿島神宮 息栖神社 香取神宮~車中泊の記録
鹿島神宮(茨城県鹿嶋市) 息栖神社(茨城県神栖市) 香取神宮(千葉県香取市)の3社は、東国三社と呼ばれ、国譲り神話で出てくる重要な神様がお祀りされている神社です。車ならゆっくり回っても半日程度で回れるので、神社巡り初心者にもおすすめ。
鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
✅鹿島神宮:
ウェブサイト;鹿島神宮 _ 常陸国一之宮
住所;〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
TEL;0299-82-1209
参拝時間;24時間参拝可能。ただしお守りなど授与品は8:00~16:30、御祈祷受付は8:30~16:30、宝物殿は9:00~16:00(拝観料:大人300円 中学生以下100円)となります。
駐車場;駐車場は大鳥居の横に有料駐車場がありますが、近くに大きな無料駐車場があります。
✅主祭神:
- 武甕槌大神(タケミカヅチのおおかみ)
国譲り神話で出て来る武甕槌大神(タケミカヅチのおおかみ)をご祭神とする鹿島神宮。鹿島神宮の創建は神武天皇が即位した皇紀元年という歴史のある神社です。鹿島神宮は天皇陛下が元旦の四方拝で遥拝する神社の1つであることからも、鹿島神宮はいかに重要な神社かが分かるかと思います。
✅陛下が四方拝で遥拝する神社:
伊勢神宮、天神地祇、神武天皇陵・先帝三代(明治天皇の伏見桃山陵、大正天皇の多摩陵、昭和天皇の武蔵野陵)の各山陵、武蔵国一宮(氷川神社)・山城国一宮(賀茂別雷神社と賀茂御祖神社)・石清水八幡宮・熱田神宮・常陸国一宮(鹿島神宮)・下総国一宮(香取神宮)~ウィキペディアより
伊勢神宮や熱田神宮にも通じるシンプルさが特徴で、特に早朝の参拝は神域に入ったか??と思えるほどのパワーを感じる神社です。
武甕槌大神(タケミカヅチのおおかみ)は、国譲りを拒む建御名方神(タケミナカタ:諏訪大社の御祭神)を投げ飛ばしたことで知られる神様で、戦いの神様として有名ですね。
鹿島アントラーズが強いのも、鹿島神宮のおかげ??
鹿島神宮みどころ
✅拝殿/本殿:
✅奥参道:
早朝の奥参道はまさに神域。ゆっくり深呼吸してパワーをたっぷり充填しましょう。
✅さざれ石:
小さな石、1つ1つが長い年月をかけて大きな岩の塊に変化したもの。君が代の歌詞に出てきますね。多くの神社にあります。
✅鹿園:
鹿島神宮は中臣氏の氏神であり、中臣氏が奈良の春日大社を創建する際に、鹿島神宮の御祭神を鹿に乗せて運んだことから、鹿は神様の使いと言われています。
鹿島アントラーズのマスコットも鹿ですよね。 ちなみに奈良へ向かう途中、鹿が死亡し葬られたところは、東京都江戸川区の鹿骨(ししぼね)と現在も地名として残っています。
✅奥宮:
武甕槌大神の荒魂(あらみたま)がお祀りされています。
荒魂とは神様の荒々しい魂をお祀りしている場所で、和魂(にぎみたま:おだやかな魂)の本殿と対を成す場所。
※おなじく天照大神の和魂がお祀りされる、伊勢神宮の御正宮(本殿)は、感謝を伝える場所とされ、個人的な願い事は、天照大御神の荒御魂の祀られる荒祭宮で行うのが正しい参拝方法と言われますので、ここ鹿島神宮でも、個人的なお願い事はこの奥宮で行うほうが良いのかもしれませんね。
現在の社殿は、慶長10年(1605)に徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置奉納したものを、14年後に新たな社殿を建てるにあたりこの位置に遷してきたもの。
✅要石(かなめいし):
鹿島神宮と、香取神宮にある要石。地上に出ている石はほんの一部で、実は地中深くまである大きな石で、地震を起こすと言われている大ナマズを、鹿島、香取の2つの石で押さえ込んでいるという言い伝えのある石です。
✅御手洗池(湧き水):
古くはこの御手洗池で禊を済ませてから参拝していたようです。 奥には湧き水がありました。
ここの湧き水は昔から長命水と呼ばれているそうです。興味のある方はペットボトル持参が良いかも。地元の方が汲みに来ていました。
息栖神社(茨城県神栖市)
✅息栖神社:
ウェブサイト;息栖神社ホームページ
住所;〒314-0133 茨城県神栖市息栖2882
TEL;0299-92-2300
鹿島神宮から車で約30分(10km)ほどのところにある息栖神社。
このあたりは昔は海だったようで、香取の内海に浮かぶ、島のような場所「おきす」が訛って息栖となったようです。
駐車場:ニの鳥居の前に無料駐車場有り。
✅御祭神:
- 岐神(久那戸・くなとの神):出雲から鹿島、香取の二神を案内した神様
- 天鳥船神(あめのとりふねの神):交通守護の神
- 住吉三神 :住吉大社の御祭神
息栖神社みどころ
東国三社の鹿島神宮、香取神宮と比べると非常に小さな神社ですが、趣があって落ち着いた雰囲気が素敵な神社です。
✅本殿/拝殿:
✅一の鳥居:
神社の前の鳥居から100mちょっとのところにある鳥居が一の鳥居になります。神様は利根川から船に乗ってやってきたのでしょうか?
✅男瓶(オガメ)と女瓶(メガメ):
一の鳥居の両脇には小さな鳥居と、忍潮井(おしおい)と呼ばれる泉があります。 日本三霊水の一つに数えられる忍潮井(おしおい)の中には、男瓶(オガメ)、女瓶(メガメ)という瓶が設置されており、水が澄んだ日にその瓶が見えると幸運が舞い込んでくるといわれているそうです。ぜひチェック!
香取神宮(千葉県香取市)
✅香取神宮:
ウェブサイト;香取神宮 千葉県香取市 全国約400社の香取神社の総本社栖神社ホームページ
住所;〒287-0017 千葉県香取市香取1697-1
TEL;0478-57-3211
息栖神社から車で約30分(10km)のところにある香取神宮。鹿島神宮と同じく、創建2600年以上という歴史のある神社です。
御祭神である、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は鹿島神宮の御祭神 武甕槌大神(タケミカヅチのおおかみ)と共に、国譲りで重要な役割をはたした神様。
駐車場:香取郵便局の前に、大きな駐車場があります。
✅御祭神:
- 経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
香取神宮みどころ
✅拝殿/本殿:
✅神宮と神社の違い:
皇室の祖先神、大和平定に功績のある神様を御祭神とする神社を神宮と呼ぶそうです。
✅安倍晋三(元総理)の石碑:
「大和心」良い言葉です。
✅護国神社:
二の鳥居をくぐってすぐの山道を登っていくと、護国神社と要石があります。 護国神社とは、国家のために殉難した人の霊(英霊)を祀るための神社。
猫ちゃん(=^・^=)
✅要石(かなめいし):
鹿島神宮と、香取神宮にある要石。地上に出ている石はほんの一部で、地中深くまで伸び、地震を起こすと言われている大ナマズを鹿島、香取の2つの石で押さえ込んでいるという言い伝えのある石です。
✅摂社奥宮:
経津主大神(ふつぬしのおおかみ)の荒魂(あらみたま)をお祀りしている奥宮。
荒魂とは神様の荒々しい魂をお祀りしている場所で、和魂(にぎみたま:おだやかな魂)の本殿と対を成す場所です。
※おなじく天照大神の和魂がお祀りされる、伊勢神宮の御正宮(本殿)は、感謝を伝える場所とされ、個人的な願い事は、天照大御神の荒御魂の祀られる荒祭宮で行うのが正しい参拝方法と言われます。
ここ香取神宮でも、個人的なお願い事はこの奥宮で行うほうが良いのかもしれませんね。
奥宮は知る人ぞ知る場所なので、ゆっくり御参り出来ました(^人^)。
✅奥宮の場所:
参道をとおり、香取物産店をすぐに左折。
奥宮の看板があるので、山道を歩いて数分の場所に奥宮があります。
✅津宮浜鳥居(津宮鳥居河岸):
近くには、道の駅・水の郷さわらがあるので、土手沿いを歩くか、レンタルサイクルで来ても良いでしょう。
車に積んでいた、折りたたみ自転車で一の鳥居へ。
利根川沿いのサイクリングは気持ちよかったです。
最後に、道の駅・水の郷さわらで、産直野菜をたくさん購入しました(^^)。
与謝野晶子さんの歌碑もありました。
東国三社周辺の車中泊スポット
高速道路からのアクセスは、東関東自動車道。東国三社周辺では、SA/PAとして大栄PA、佐原PA、道の駅としては道の駅いたこ、水の郷さわらが近くにあります。
✅SA/PA:
大栄PA (東関東自動車道)
住所;〒287-0225 千葉県成田市大栄町吉岡来光台1067-19
高速道路上で車中泊するならおすすめの大栄PA。24hコンビニ(セブンイレブン)があるので便利です。
- 鹿島神宮まで30km(約30分)
- 息栖神社まで31km(約30分)
- 香取神宮まで16km(約15分)
佐原PA(東関東自動車道)
住所;〒287-0013 千葉県香取市大倉 佐原PA下り
高速道路上で一番近いのはここ佐原PA。しかしあるのはトイレのみなのでちょっと不便ですね。仮眠程度なら良いかも。
- 鹿島神宮まで13km(約17分)
- 息栖神社まで14km(約15分)
- 香取神宮まで25km(約40分)
✅道の駅:
道の駅いたこ
住所;〒311-2416 茨城県潮来市前川1326
東国三社のほぼ中央にある道の駅いたこ。駐車場も広く(普通車266台)おすすめ。
- 鹿島神宮まで5.7km
- 息栖神社まで9.8km
- 香取神宮まで20km
水の郷さわら
住所;〒287-0003 千葉県香取市佐原イ3981番地2
利根川沿いにある水の郷さわら。美味しい食事と産直野菜やお米を買うならここ(普通車152台)。レンタルサイクルもあるので、周辺散策もおすすめ。
産直のお米がたくさん。
産直のお野菜も安くて沢山売っていました。
- 鹿島神宮まで23km
- 息栖神社まで15km
- 香取神宮まで 3km
自宅に神棚を置こう
色々な神社へ行って居ると、ここはパワーが有って雰囲気が良いな~という神社と出会う時があります。それはきっとあなたに合う神社(崇敬神社)です。そんなときは神札を買いましょう。
神札をご自宅にお祀りしたら神社の出来上がり(^^)。
神札を買ったら、清潔な場所の目線より高い位置(北側南向きまたは、西側東向き)に、3柱の神様(神札)をお祀りするのが基本で、中央には天照大御神(ほとんどの神社に有ります)の神札、向かって右には地域の氏神様(地域をお守りする神社のことで、わからない場合は各都道府県の神社庁に電話すれば教えてくれます)、左に崇敬する神社(お気に入りの神社)の神札を祀ります(重ねる場合は手前から、天照大御神、氏神様、崇敬する神社の神札の順)。
神札だけでもかまいませんが、できればお水とお米、塩を毎朝交換し、神棚の両脇には榊(さかき)をお供えすれば完璧です。
神棚に入れてあげると神様も喜ぶでしょうね。
神棚はこちらで購入できます
詳細を見る
posted with カエレバ
御朱印帳はこちらで購入できます
旅の記念に御朱印帳はいかがでしょう。
詳細を見る
posted with カエレバ
おすすめ記事
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません