LiteSpeed CacheとWP-Optimize キャッシュプラグインの速度比較|PageSpeed Insightsのフィールドデータを1ヶ月間検証

LiteSpeed CacheとWP-Optimize キャッシュプラグインの速度比較

ここ数ヶ月、当サイトでは複数のキャッシュプラグインをテストしてきました。その中でも特に注目したのが「Litespeed Cache」と「WP-Optimize」の2つ。

実際に1ヶ月間、PageSpeed Insightsのフィールドデータを集めて比較した結果、どちらがより高速化に効果的か検証しました。

LiteSpeed CacheとWP-Optimizeおすすめはどっち?

※Litespeedサーバー(ロリポップ・ハイスピードプラン)での検証です。


Litespeed Cache vs WP-Optimize

WP-Optimizeはデータベースの最適化を主軸としたプラグインですが、キャッシュ機能も備えており、ONにするだけで初心者でも簡単に扱えるのが特徴です。

安心・安全・簡単なキャッシュプラグインならWP-Optimize

一方、LiteSpeed Cacheは設定項目が多くやや複雑な反面、LiteSpeedサーバーと組み合わせることで、非常に高速に動作するキャッシュプラグインです。

CocoonにLiteSpeed Cacheを入れてみた

当運営サイトではこの1ヶ月間、ほぼ同じレイアウトのサイトにそれぞれLiteSpeed CacheとWP-Optimizeを導入し、PageSpeed Insightsのフィールドデータを用いて比較検証しました。

※PageSpeed Insightsのフィールドデータは、直近28日間の集計結果です。

 

PageSpeed Insightsのフィールドデータ比較

LiteSpeed Cache、WP-Optimizeともに優秀なキャッシュプラグインですが、LiteSpeed Cacheはサーバーレベルでキャッシュを返すのに対し、WP-OptimizeはWordPress(PHP)上でキャッシュ処理を行うという大きな違いがあります。

そのため体感速度に大きな差はありませんが、数値としては大きな違いが見られました。

 

キャッシュプラグイン導入前
キャッシュプラグイン導入前のPSIのフィールドデータ

▼特に、キャッシュプラグイン導入によって最も改善効果が出やすいとされる Time to First Byte(TTFB)については、WP-Optimizeでは合格ラインとされる0.8秒(緑)を下回ることができませんでした(※あくまでも当サイト環境での結果です)。

TTFBとは、ブラウザがサーバーへリクエストを送信してから、最初の1バイトのレスポンスを受け取るまでにかかる時間のことです。

LiteSpeed CacheはLiteSpeedサーバー環境ではPHPを介さずにキャッシュを返すため、このような差になったと考えられます。

Litespeed Cache導入後1ヶ月
Litespeed Cache導入後1ヶ月のPSIのフィールドデータ

WP-Optimize導入後1ヶ月
WP-Optimize導入後1ヶ月のPSIのフィールドデータ

PageSpeed Insightsで重視すべきなのはラボデータではなくフィールドデータです。フィールドデータは実際のユーザーがChromeブラウザでサイトを閲覧した際の速度データであり、ラボデータは低速環境を想定したテスト結果になります。なお、ラボデータのスコアについても約10点ほどLiteSpeed Cacheの方が良好でした。

 

まとめ

LiteSpeed CacheとWP-Optimizeをそれぞれ導入し、1ヶ月間検証した結果、体感速度に大きな差はないものの、数値で比較するとやはりサーバーレベルでキャッシュを行うLiteSpeed Cacheの方が優位という結果になりました。

一方で運用面を見ると、LiteSpeed Cacheはテーマやプラグイン更新時に自動パージされた後、即時プリロードされないため、スケジュール実行を待つか手動でクロールする必要があります。

その点、WP-Optimizeは自動プリロード(クロール)機能を備えており、キャッシュをONにした後はほとんど意識せずに運用できるのが魅力です。

WP-Optimizeは自動プリロード(クロール)機能を備えており、キャッシュをONにした後はほとんど意識せずに運用できるのが魅力です。

LiteSpeed Cacheはテーマやプラグイン更新時に自動パージされた後、即時プリロードされないため、スケジュール実行を待つか手動でクロールする必要があります

速度を重視するか、運用のしやすさを取るか。このあたりが選択のポイントになるでしょう。

どちらを使うにせよ、キャッシュプラグインはサイト高速化には欠かせない存在です。まだ導入していない方には、何らかのキャッシュプラグインの導入をおすすめします。

その中でも、サーバー環境がLiteSpeedの場合は、LiteSpeed Cacheを選ぶのが最も効果的だと感じました。

当サイトはLiteSpeedサーバーのロリポップのハイスピードプランを利用しており、今回の検証結果から、全てLiteSpeed Cacheへ切り替えました。

なお、ロリポップのハイスピードプラン(およびエンタープライズプラン)以外にも、mixhostカラフルボックス など、LiteSpeedサーバーを採用しているレンタルサーバーはいくつか存在します。

これらのサーバー環境であれば、LiteSpeed Cacheの性能を最大限に活かすことができるため、速度を重視する方にはおすすめです。

※あくまでも当サイト環境での結果であり、テーマやプラグイン構成によって結果が異なる場合があります。

日々勉強です!

LiteSpeed環境でのキャッシュプラグイン性能比較表

LiteSpeedサーバー(ロリポップ!ハイスピードプランなど)を使用している前提で、LiteSpeed Cacheを100とした場合の主要プラグインをAIにスコア化してもらいました。

プラグイン名 スコア 理由・評価
LiteSpeed Cache 100 唯一の純正。 サーバーと直接通信し、PHPを介さずキャッシュを返せるため、理論上最速です。
WP Rocket 85 最強のライバル。 有料ですが、キャッシュの事前読み込みが強力。ただしサーバー連携面で一歩譲ります。
WP-Optimize 78 DB最適化の王者。 キャッシュ機能も優秀ですが、LiteSpeed専用機能(ESI等)は持たず、標準的な高速化に留まります。
WP Fastest Cache 75 安定の定番。 シンプルで高速ですが、LiteSpeedの性能をフルに引き出すには機能不足な面も。
W3 Total Cache 70 多機能だが複雑。 細かい設定が可能ですが、LiteSpeed環境では純正の利便性と速度に及びません。
WP Super Cache 65 標準的なHTML生成。 非常に安定していますが、LiteSpeedサーバーの特長を活かした設計ではありません。
Comet Cache 60 シンプル追求型。 設定が簡単で安定していますが、LiteSpeed環境で重要な「サーバー層でのキャッシュ」に対応しておらず、速度面で他社に劣ります。

なぜLiteSpeed Cacheが最速なのか?
最大の理由は、他のプラグインが「PHPを動かしてキャッシュを探しに行く」のに対し、LSCacheは「PHPが動く手前(サーバー層)でキャッシュを返す」点にあります。この「サーバーサイドキャッシュ」こそが、SEOに重要なTTFB(最初の1バイトが届くまでの時間)を劇的に短縮する鍵です。

LiteSpeedサーバー(ロリポップのハイスピードプラン等)を使っているなら、他のプラグインを検討する必要はほぼありません。

⚠️ 注意:LiteSpeed Cacheは、LiteSpeed Web Serverを採用しているサーバー専用のプラグインになります。

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