埋め込んだYoutube動画を軽くするプラグイン「WP YouTube Lyte」を入れてみた!効果は?

埋め込んだYoutube動画を軽くするプラグイン「WP YouTube Lyte」を入れてみた!効果は?

2025年1月18日

Youtube動画をブログに埋め込むと、記事の分かりやすさが格段に向上しますが、その一方でページの読み込み速度が遅くなり、SEOにも悪影響が出てしまうのが悩みどころです。

そんな問題を解決してくれる救世主が『WP YouTube Lyte』です。このプラグインを導入することで動画の利点はそのままに、ページ読み込み速度の改善が出来ます。


ブログにYoutube動画を埋め込む弊害

私のメインサイトはギター関連で、単に文字と画像で説明するより、動画があったほうがより理解しやすくなるので参考としてよく「Youtubeの動画をブログに埋め込みます」。

しかしYoutube動画を埋め込むとブログが重くなるのが難点でした。

考える人

私はLuxeritasという高速が売りのWordPressテーマを使用していますが、Youtube動画を埋め込むと、PageSpeed Insightsでもご覧の通りの点数に。

Youtube動画を埋め込むとページの読み込み速度が低下します

これは昔から何とかしたいなと思っていたのですが、ようやく見つけました。

WP YouTube Lyteとは

WP YouTube Lyteとは、WordPress内にYoutube動画を埋め込む際に発生する「ページの読み込み速度が遅くなる」問題を改善するためのプラグインです。

通常、Youtube動画を埋め込むと、Youtubeプレーヤーがブログ内に表示されるためにページのパフォーマンスが低下しますが、WP YouTube Lyteを導入することで、プレーヤーの表示が軽量なサムネイル(画像)に置き換えられるので、読み込み速度が低下しません。

 

例えば、通常Youtubeを埋め込むと、以下のようなプレーヤーが読み込まれ表示されますが、これが速度を重くする原因です。

イメージ画像:
通常Youtubeを埋め込むと、以下のようなプレーヤーが表示されますが、これが読み込み速度を重くする原因です。

WP YouTube Lyteを入れると、Youtubeプレーヤーは読み込まれず、サムネイル(画像)のみが表示されるので軽くなるという仕組みです。

▼こちらは実際にYoutube動画を埋め込んだもので、プレーヤーではなくサムネイルが表示されています(クリックで動画が再生されます)。

プレーヤーは、画像をクリックするまで読み込まれません。

 

早速、WP YouTube Lyteを有効化してみると、ご覧の通りPageSpeed Insightsの点数がこれだけUPしました!!さすがLuxeritasですね!!

WP YouTube Lyteプラグインを有効化した後のPageSpeed Insightsの点数

▼「重い原因の項目」からもYoutubeが消えています👍️

WP YouTube Lyte 使用前
WP YouTube Lyteを導入するとPageSpeed InsightsからYoutubeの項目が消えています(導入前)

WP YouTube Lyte 使用後
WP YouTube Lyteを導入するとPageSpeed InsightsからYoutubeの項目が消えています(導入後)

これは嬉しいですね!!

WP YouTube Lyteの設定

WP YouTube Lyteの設定は、特に難しいことはありませんが、「YoutubeのAPIキー」が別途必要になります。

YoutubeのAPIキーとは、YouTubeのデータや機能にアクセスするために使用する認証情報のことで、これを取得しないと動画のタイトルなどの情報が取得できません。

APIキーの取得方法は以下のページを参考にしてみてください。

【Youtube】APIキーの取得手順(2021_04_08時点のキャプチャ) #初心者 – Qiita

APIキーの取得が出来たら。

  • WP YouTube Lyteの設定画面で「YouTube APIキー」を入力する。
  • サムネイル画像のサイズを選択。
  • サーバーキャッシュを有効化する。

あたりを変えるだけで問題ないと思います。

WP YouTube Lyteの設定画面①

WP YouTube Lyteの設定画面②

SEO対策もバッチリのWP YouTube Lyte

「WP YouTube Lyte」の公式サイトを覗いてみると「バージョン 1.2.0 以降、Lyte 埋め込み はフルレスポンシブで、videoObject のマイクロデータも自動で埋め込みます」とあります。

SEO対策もバッチリのWP YouTube Lyte

これは、新たに「videoObject」というマイクロデータをサイト内に埋め込むことで、動画のタイトル、説明、サムネイル、再生時間などをGoogleなどの検索エンジンにとって理解しやすい構造化データとして伝えるものです。これにより、単にプレーヤーを埋め込むだけよりも、SEO効果をさらに高めることができます。

まとめ

Youtube動画の埋め込みはページの「読み込み速度が低下」してしまうので、SEO的にはマイナス評価になってしまいます。ブログに動画を埋め込むことが多い方は「WP YouTube Lyte」を導入して早めに対策しておきましょう。

問題点は特にないですが、WP YouTube Lyteを有効にすると、モバイル端末では「①サムネイルの表示」画面のタップ>「②プレーヤーの表示」画面のタップ>「③動画の再生」と、②の項目が1つ増えてしまうことです(PCでは問題ありません)。

それくらいですかね。

▼WP YouTube Lyteの公式サイトはこちらから。

特徴:
WP YouTube Lyte は、レスポンシブな「Lyte YouTube 埋め込み」を挿入することで、動画を「遅延読み込み」します。一見普通の YouTube の埋め込みに見えますがクリックされた時だけ、「重い」YouTube プレーヤーを呼び出すことで、ダウンロードサイズと描画時間を大きく減少させます。複数の YouTube 動画が同じページにあればページの反応は飛躍的に向上します。またサムネイルを自分のサーバーにキャッシュすることで、パフォーマンスとプライバシーを共に向上させます。Lyte YouTube 埋め込みは、YouTube のサーバーへのリクエストを行わないため、おそらく (私は弁護士ではないですが) GDPR コンプライアンス (一般データ保護規則) の上でより良いでしょう。

WP YouTube Lyte – WordPress プラグイン _ WordPress.org