副鼻腔イラスト

副鼻腔炎(蓄膿症)の手術を受けました~痛みは?手術費用はどれくらい?医療保険請求の手続きは?

2021年12月22日副鼻腔炎

目次

退院編

副鼻腔炎手術の最終章『退院編』です。この章では副鼻腔炎手術の退院から術後1ヶ月間に起こったこと、感じたことをまとめています。

※副鼻腔炎の手術をするにあたり、様々な方のブログ(体験記)を読みましたが人それぞれ感じ方が違うのだと思いました。例えば手術後痛みがあったと言う人もいれば全く感じなかった人、全身麻酔が辛かったと言う人もいれば全く平気だった人まで本当に様々です。

ここでの体験記はあくまでも私が感じたことであって、決して万人に起こるわけではないと言うことを頭に入れてお読み下さい。もし少しでも恐怖(といっても大した事ないと思いますが)を感じたらな手術前には読まずに、手術後に読んでいただけると幸いです。

 

副鼻腔炎の手術の退院後の体験記

副鼻腔炎の手術を2泊3日で行い無事退院することが出来ました。医療費3割負担に加え、高額療養費制度と医療保険のおかげで本当に少ない出費で済みました。日本ってすげーわ。もっと感謝して税金収めます。

高額療養費制度については副鼻腔炎の手術〜入院準備編(1ページ目)をお読み下さい。

まずは退院後1日目から。

 

– 退院1日目~20日目までの記録

 退院1日目(自宅)

✅起床~3:00:
入院時より寝るのはかなり楽になりましたがやはり自分のいびきで目が覚める、寝る、いびきで目が覚めるの繰り返し。

面倒なので起床してデスクワーク。

出血はほぼ止まったと思いますが、鼻腔内の粘膜が正常になり異物を排出させたいのか、今度はくしゃみが頻繁に出るようになりました。

くしゃみといえば鼻水ですが、綿球が今度は今までのような血の赤ではなく水っぽく、かつどす黒く染まった(古い血の色)に変化しました。

綿球を抜くとやはりどす黒い血の色のドロッとした物体が付着しています。

これがおそらく溶けたガーゼ?なのでしょうか。血が混じっていますが、今までの鼻汁とはまるで違う糊状のドロッと感に期待が持てます(鼻汁はゼリー状)。

 

✅咳が続く~14:00:
入院中の不快な痛みといえば頭痛でしたが、さすがに手術から2日も経つとかなり楽になってきました。しかし今度は咳に悩まされています。昨日はそんなに出なかったのに。

処方されたアモキシシリン(殺菌薬)を1日3回飲みつつ様子見。

Tsuneくん

 

副鼻腔炎の手術に限らず、全身麻酔で手術を受ける場合、気管に呼吸器を直接入れる気管挿管を行います。気管に異物を入れることになるので、咳や声枯れなどの症状は多かれ少なかれ出るそうです(口腔内の悪い菌が肺に入るとまれに術後肺炎の可能性もあるので術前の歯科検診は非常に大切です)。

しかし、ほとんどは4~5日で治まるとのことなので、私の場合は今日が手術後2日なのであともう少しかな??

ちょっと様子を見つつ睡眠。

 

退院2日目:息苦しさで目覚める

✅息苦しくて目覚める~2:00:
咳と息苦しさで目覚めてしまいました。処方されたアモキシシリン(殺菌薬)を飲んで様子見。

救急外来へ電話しようか迷う。念の為着替えて、体温と血圧を測り、説明しなくても良いように紙に症状を書いてスタンバイ。

※手術を受けたのは24時間救急をやっている病院なので、場合によっては行って診察してもらえるので便利です(カルテもあるしね)。

Tsuneくん

 

やはり手術は個人病院ではなく紹介状書いてもらって24時間対応の大きな病院で受けるのが良いと思いました。何かあっても色々な診療科が入っているので安心ですし、退院後であっても時間問わずに行くことが出来ますからね(緊急時は救急車を呼んでも良いと思います)。

※余談ですが町医者でインプラントを日帰りで受けた際、緊急時の連絡先として電話番号をもらったのですが、出ませんでしたからねw

しばらく起きていると症状は落ち着きましたが、近所に24時間救急の病院があるのは本当に心強いです。

 

綿球のサイズを変える~22:00

寝ようと床についたがやはり自分のいびきで目覚めてしまう。

両鼻が塞がってるんだから仕方ないなと思ったのですが、もう血は止まっているんだし、鼻に詰めている綿球をちぎって半分にすればかなり楽になるよね?と、やってみたら正解!とりあえず朝まで熟睡できました。

ただ、綿球を小さくすると熟睡出来るのは良いですが、基本は口呼吸なので喉が乾燥でめっちゃ痛い。

用意しておいたアズレンのどスプレーをプッシュ!

のどスプレー

さらに鼻腔内も乾燥気味になってしまい”かさぶた”になってしまうとガーゼを抜く時に痛そうなので、綿球カットは熟睡したいときだけにして、それ以外はフルサイズの綿球を詰めて保湿しておいたほうが良さそうです。

 

退院3日目:口の乾きがハンパなく喉も痛い

✅起床~6:00:
口の乾きがハンパなく喉も痛い。いつもなら絶対高熱が出るパターン。

しかしそれは副鼻腔炎を患っていたときのこと。今は細菌やウイルスの塊である鼻汁は手術で洗い流しているので大丈夫なはず?副鼻腔炎の手術で風邪も引きにくく(治りやすく)なると良いなぁ。

 

退院4日目(通院日):はじめての外来・ガーゼ抜きは痛いのか?

本日は退院後初めての外来での診察です。

病院に行きました

まずは止血出来ているかの確認と、鼻腔に詰めてある止血用のガーゼを抜いて、両鼻に仕込んであったシリコン製の柔らかい板を抜きました。

鼻腔内のガーゼ抜きはとても痛いと聞いていたのですが、全くの無痛でしたε-(´∀`*)ホッ。

 

ガーゼは水分で溶けるものを使用しているからなのでしょうか?、ガーゼを抜く(取る)と言うよりはバキュームで吸い出す感じでしたのでちょっと拍子抜け。

 

シリコンはおそらく鼻中隔湾曲症の手術も同時にしたのでの補強で入れていたものでしょうか?まさかそんなものが入っていたなんて、、、意外とデカかったですがそれも無痛です。

鼻の形も以前と同じでホッとしましたε-(´∀`*)ホッ

ちょっとチクッとした作業が数回あったのですが一体何をしていたのかはわかりません。何かを摘んでいるような感じがしたので抜糸とかですかね?

先生曰く、ガーゼは「9割方取れた」とのことなのであとは、溶けてなくなるのを待つor鼻洗浄(鼻うがい)で洗い流す感じだそうです。

 

鼻洗浄(鼻うがい)は本日からやって良いそうで、回数は1日2~3回、量は片鼻につきサイナスリンス1本分(240ml)が目安と結構な量です。

今日から鼻うがい!回数は1日2~3回、量は片鼻につきサイナスリンス1本分(240ml)が目安と結構な量です

生理食塩水も溶かすタイプではなく、このようなボトルで出していただけました(10本まで出せるそうですが、浄水器で濾過した水と鼻うがいキットに付属の粉で作れるので2本のみ処方していただきました)。

鼻うがい用の生理食塩水

副鼻腔炎の手術後、両鼻を塞がれていたのでめっちゃストレスでしたが、とりあえずは一段落。鼻で呼吸できるって幸せすぎるε-(´∀`*)ホッ

鼻の蓋(綿球)はまだしておくようにとの指示でしたが、出かけるときなどはマスクのみでも良いとのこと(おそらく保湿のためですね)。

 

綿球を外してみると、奥の方にまだ何か異物が残っているような感じはするものの、以前よりは明らかに空気の通りは良くなっています。

異物とはおそらく粘膜の腫れや”かさぶた”、溶け残ったガーゼなどだと思いますが、以下のサイトによると、

手術後、副鼻腔の粘膜が再生されるまでにはおよそ1か月かかります。
若年者の場合だと3週間程度の場合もありますが、それでも最低1か月は様子をみておく方が安心です。

副鼻腔炎の手術のあとは鼻の中にかさぶたができるため、それが気持ち悪くて鼻を強くかむ患者さんがおられます。しかし、手術後は粘膜がまだ張っていない状態なので、そこから汚染した空気や鼻汁が目や頭部に侵入して感染を起こしやすいのです。感染すると顔が腫れたり、ひどくなると、感染が遷延化して目の機能に異常を及ぼしたりすることもあるため、手術後は鼻を強くかまないことが重要となります。また、粘膜が張るまでは重いものを持たない、腹圧をかけないといったことにも注意しなければなりません。

副鼻腔炎の手術療法―内視鏡下手術の発展 メディカルノートより

とのこと。せっかくここまで来たのですから無理は禁物ですね。

 

✅手術後初の鼻洗浄(鼻うがい)
帰宅後早速、鼻洗浄(鼻うがい)をやってみました。サイナスリンスは非常にパワフルなのでまずは軽くプシューっと。

傷口が痛むかな?と思ったのですが全く問題ありません。

いつもだと鼻洗浄(鼻うがい)のあとに軽く手鼻をかむとゼリー状の鼻汁がポーン!と出たのですが、今日はまだそこまでする勇気はありませんのでティッシュで拭いて終了です。

鼻洗浄(鼻うがい)は寝る前にもう一度やる予定です。

お薬はいつもの、クラリス(抗生物質)、ムコダイン(去痰剤)、シングレア(抗炎症薬)が処方されました。

副鼻腔炎の手術後処方された薬 クラリス(抗生物質)、ムコダイン(去痰剤)、シングレア(抗炎症薬)

次回の診察は4日後です。

 

退院8日目(通院日):鼻の清掃と抜糸

本日は鼻の清掃と抜糸でした。鼻腔内をグリグリされての抜糸は我慢できなくはないけどかなり痛かったです。

処置後は鼻の通りが格段に良くなりました。

少しづつですが順調に良くなってる気がします。

次回は4日後です。

 

退院9日目

鼻の通りが本当に良くなっています。右鼻は奥がまだ少し腫れてる感じで?少し通りが悪いですが、鼻中隔の湾曲で狭かった左鼻の通りはバッチリ!

綿球のことは聞くの忘れましたが、出血はもうないので外すことが多くなりました(鼻腔内の保湿のためマスクは常時着用)。

※まだ鼻は強くかめないので、綿球は鼻うがい後の吸水にちょこっと使っています。

 

退院10日目:鼻の通りがさらに良くなる

昨日に比べ鼻の通りがさらに良くなりました(両鼻)。良くなりすぎて鼻腔内が空気で痛い(冷たい)感じがします。

鼻うがいしたら左鼻からドロッとした赤黒い鼻汁が大量に出たので、かるくかみつつティッシュで拭き取りました。

 

退院12日目(通院日):血の塊が大量に出る

抜糸は前回で終わったので本日は鼻掃除。ファイバースコープでチェック後、鼻腔の奥をピンセットでグリグリ。

すると赤い塊が大量に出てきました。残ったガーゼかと思ったら血の塊だそう。ちょびっと痛かったです。

 

本日よりいつもの抗生剤に加え、アラミスト(ステロイドの点鼻薬)が処方されました。

アラミストは以前の耳鼻科でも処方されていましたが、通常は寝る前に片鼻につき2回プッシュだったのですが、今回は鼻洗浄後に2回プッシュとのことです(1日2回)。

副鼻腔炎で処方されている薬:クラリス・カルボシステイン・モンテルカスト・アラミスト

副鼻腔炎の手術後の鼻うがい~健康一番けんいちVol.12より~
~健康一番けんいちVol.12より~

次回の診察は1週間後です。

 

退院13日目:熱はないのに異様な寒気に襲われる

昨日診察で血の塊を沢山取ったものだから、今朝起きると喉にめっちゃドス黒い血が溜まっていましたのでティッシュに吐き出しました(後鼻漏)。

左鼻の通りは良いのですが、右鼻がまだつまり気味だったので鼻うがいをちょっと多めにしたところ血の塊がこれまたたっぷり。

鼻うがいは今後も根気よく続ける必要がありそうです。

寝る1時間くらい前から熱はないのに異様な寒気に襲われる。電気毛布を付けて一旦寝るも寒くて起きる。ロキソニンを飲んでなんとか朝まで就寝し、起きたらほぼ体調は回復。

 

これは副鼻腔炎の手術が原因なのか?単なる風邪?なのか、疲れが出たのか?全く原因不明。

 

退院15日目:軽い頭痛で目覚める

軽い頭痛で目覚める。やはり手術の後遺症?好転反応?

ロキソニンを飲む。

参考:
医療法人顕夢会京都耳鼻咽喉音聲手術医院ホームページより~

術後のケア
術後の鼻の中は一時的に傷だらけとなり、全体からじわじわと出血がある状態が1週間程度続きます。加えて鼻の中は術後数時間後から腫れてくるため2週間程度は鼻が詰まり、鼻呼吸はしづらい状態となりますが、徐々におさまってきます。また、発熱、頭痛などがおこることもあります

術後は抗生剤やステロイド薬の内服、ステロイド点鼻薬などを1~3か月続けていただきます。 そして食塩が入ったお湯による鼻洗浄をしっかり行っていただきます。

手術した副鼻腔の粘膜が落ち着くのには順調な方でも3か月近くかかり、それまでは鼻の粘膜は炎症をおこしやすく、粘膜の癒着などをおこしやすい状態です。癒着をおこすと「鼻の違和感が増す」「詰まりが治らない」「鼻出血が続く」などの症状をおこすことがありますので、外来でファイバー検査にて確認しながら適宜修正していきます。

鼻洗浄を継続することがきれいな副鼻腔に戻るために最も大切ですので頑張ってください。 術後3か月から半年の間にCT検査などを行うことがあります。

やはり術後1~3ヶ月程度までは色々ありそう。

 

退院16日目:黄色い鼻汁が出る

手術後の血の塊がようやく出なくなったと思ったら、今度は黄色い鼻汁が出るようになりました(鼻は強くかめないので主に口から)。

今までは薬を飲んでも副鼻腔からの経路が塞がっていたために出なかったものが、手術により開放されて排出されやすくなったのかな?と思っています。

 

退院19日目(通院日):好酸球性副鼻腔炎との診断

37度程度の微熱。頭痛症状もあいかわらず。副鼻腔炎の手術が終われば全てハッピー!というわけには行かないようです。

先生曰く手術の影響だろうとのことでしたので、いつものお薬と鎮痛剤のロキソニン、咳止めのメジコンを処方してもらいました。

診察の結果、鼻腔内の傷は順調に治癒に向かっているそうです。

 

– 病理組織検査で好酸球性副鼻腔炎が判明

手術前の血液検査と、手術で採った鼻腔及び副鼻腔内の粘膜の組織検査の結果、国の難病指定疾患である好酸球性副鼻腔炎だということが分かりました_| ̄|○

好酸球性副鼻腔炎とは、簡単に言うと、治りにくい副鼻腔炎で、手術でポリープ(鼻茸)を取っても5年で80%が再発すると言われています。

好酸球性副鼻腔炎とは~健康一番けんいちVol.12より~
~健康一番けんいちVol.12より~

好酸球性副鼻腔炎について、病院で頂いた冊子がありますので詳しくはこちらからどうぞ。


好酸球性副鼻腔炎とは

 

好酸球性副鼻腔炎は、『好酸球性副鼻腔炎-難治性の副鼻腔炎-鼻とアレルギーとにおいのコラム-京都駅前耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック』によりますと、

手術などの際に鼻茸(ポリープ)を切除し、病理組織学検査によって、組織中の好酸球の数が基準(顕微鏡400倍観察視野中70個以上)を超えた場合に「好酸球性副鼻腔炎」と診断されます。

とありまして私の場合、血液中には好酸球はさほど出ていなかったものの、手術で取った粘膜の組織を検査したところ、右の中鼻洞と左右の前頭洞に好酸球の浸潤が目立つとのことでした。

顕微鏡400倍観察視野中は平均値で146個でした。

副鼻腔炎とは

個人的な感想を言えば、好酸球性副鼻腔炎といっても私の場合は後鼻漏症状以外で気になる点、例えば鼻閉や嗅覚障害、鼻の痛みなど症状はなかったので特に重症ではないのだと思います。

ポリープが再発すれば再手術も必要なのかもしれませんが、鼻中隔の曲がりなどは今回の手術で修正しているので仮に再発したとしても酷くはならないのではないか?と勝手に楽観視しています。

 

手術以外の治療法としては皮下注射療法(デュピクセント)という方法(あくまでも対処療法とのこと)があるそうですが、治療費はそれなりにするようです。

詳しくは:
鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の皮下注射療法(デュピクセント)について 進耳鼻いんこう科クリニック

 

私が皮下注射療法(デュピクセント)をするにしてももうしばらく先になりそうなので、とりあえずは病院でいただいた冊子にあるように、(好酸球性副鼻腔炎に対しては効果は弱いらしいですが)鼻洗浄をしっかりやって、欧米食を和食にシフトし(納豆=ナットウキナーゼが良い?)、肥満や不摂生を正し、生活習慣を改善できればと思います。

好酸球性副鼻腔炎には納豆(ナットウキナーゼ)が効く?~健康一番けんいちVol.12より~

好酸球性副鼻腔炎には納豆(ナットウキナーゼ)が効く?~健康一番けんいちVol.12より~
~健康一番けんいちVol.12より~

 

好酸球性副鼻腔炎には、納豆以外にもビタミンAが良いという報告も。

 

次回の診察は2週間後です。

 

– 退院25日目~2ヶ月目までの記録

退院25日目:咳や頭痛などの痛みが全快

咳や頭痛などの痛みが全快。しかしまだ鼻の内部は突っ張ったような感覚があるので油断は禁物と言ったところです。

手術失敗したんか?とかいらぬ不安が湧いたときもありましたがとりあえずは良かったヽ(=´▽`=)ノ。

 

退院1ヶ月:久しぶりのウォーキング

手術後1ヶ月経ちました🎉

手術後、副鼻腔の粘膜が再生されるのがおよそ1か月とのことで、ここらあたりから激しめの運動などもできるのではないかと思います(まだ鼻の突っ張りはありますけど)。

頭痛と咳からも開放されたので、買い物ついでにちょっと長めの距離をウォーキングをしてみました。

手術前は歩いていると鼻汁が喉に落ちてくる(後鼻漏)不快な症状があったのですが、それがなくなっているのがものすごく嬉しいヽ(=´▽`=)ノ。

 

退院1ヶ月と3日(通院日):ムコダイン(去痰剤)が1錠減りました

ファイバースコープで鼻腔をチェックしたところ、右鼻から少し出血がみられるものの術後の経過は順調とのこと。

去痰剤として処方されているムコダインが1日3錠から2錠に減りましたヽ(=´▽`=)ノ。

 

次回の診察も1ヶ月後になりました。

 

退院2ヶ月(通院日):まさかの通院終了

退院2ヶ月目の通院。鼻の通りは絶好調で、この1ヶ月鼻詰まりは一切ありませんし、鼻汁も全く出ません😃。

しかし、朝起きたときなどに後鼻漏の症状や喉に鼻汁が落ちているような違和感が見られたので先生に診察していただいたところ、ファイバースコープでは副鼻腔もキレイだし、鼻汁が喉に落ちている様子はない(キレイ)とのこと>実際写真で見たら以前とは比べ物にらないほど鼻腔が広くなっていてキレイでした✨

なのにこの後鼻漏症状はなに?

先生曰く、上咽頭に若干の炎症がみられるため、そのような違和感を感じるのでは?とことです。

✅上咽頭の場所はこちら:

上咽頭の場所(ここに塩化亜鉛またはルゴール液を擦り付ける)
Bスポット療法 – 愛知県東海市の耳鼻科|ふくおか耳鼻咽喉科|耳・鼻・のどに関する治療より~

上咽頭の炎症を取るにはBスポット療法が効果的とのこと。

Bスポット療法とは、現在は(EAT/上咽頭擦過治療)と呼ばれるもので、読んで字の如く、上咽頭に塩化亜鉛やルゴール液などの殺菌効果のある薬剤を擦りつける療法です(以前読んだ本では”焼く”という表現を使っています)。

上咽頭に炎症があると、塩化亜鉛等を染み込ませた綿棒を擦り付けると出血しますが、何度か繰り返すと次第に炎症がおさまり、後鼻漏などの喉の違和感だけでなく、一見全く関係のない症状の例えば、肩こり頭痛慢性疲労IgA腎症アトピー喘息などにも効果があるとされています。

 

Bスポット療法に関して私は以前この本で知り、Bスポットの真似事をやったことがあるのでよく分かっています。

よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる / 堀田修(著)

堀田修著「よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる」より~

真似事とは、塩化亜鉛は薬局では買えないので、塩化亜鉛がほんの少し入ってるリステリン(塩化亜鉛が入っているものと入っていないものがあります)などを綿棒で擦り付けることです。

その時は塩化亜鉛しか知りませんでしたが、ルゴール液でも良いのですねφ(..)メモメモ。

その時は上咽頭どころか副鼻腔炎もあったので効果は実感できませんでしたが、副鼻腔炎は手術でしっかり治しちゃってますから効果があるかもp(^^)q。

手術を行った病院ではBスポットはやっていないとのことなので、後鼻漏症状など喉の違和感が消えない場合はBスポット療法をやっている病院へ行くのも良いとのことでした(幸いここに来る前に通っていた病院はBスポット療法をやっているとのことで先生からも一報入れておくとのことです>ほんと良い先生)😍。

 

– Bスポット療法を自分でやってみる

先生曰く、後鼻漏症状など喉の違和感が消えない場合はBスポット療法が有効とのことですので、耳鼻科へ行く前にまずは自分でやってみようと、ルゴール液と綿棒を買ってきました(もちろん自己責任です)。

ルゴール液と綿棒でBスポット療法に挑戦!

ルゴール液1瓶と、液を塗布しやすい綿の部分が大きめの綿棒を買ってきました。

Bスポット療法の真似事は以前やったことがあるのでもう手慣れたものです>はじめは「おえーーっ」というのがすごかったですが(^^ゞ。

 

これで症状が改善すれば良し!改善しなければかかりつけ医で塩化亜鉛を塗ってもらうことにします。

 

▼行ってきました。

 

ということで、手術をした病院への通院は術後約2ヶ月で一旦終了ということになりました。

 

以降は、以前通っていた耳鼻科へ引き継ぎ、特に私の場合、再発しやすい好酸球性副鼻腔炎なので、CT撮ったり、ポリープ(鼻茸)の再発/経過観察などのは地元のかかりつけ医さんにお願いするという形です。

 

 

– 副鼻腔炎の手術まとめ

全身麻酔による副鼻腔炎の手術体験記、いかがでしたでしょうか。退院後のつらい咳も治まりましたし副鼻腔の術後の経過はここまで特に大きな問題はなく順調といって良いと思いますのでここで一旦まとめてみたいと思います。

 

副鼻腔炎の手術で最も辛かったのは

今回、副鼻腔炎の入院から手術、退院後までを書いてきましたが、思い返してみると副鼻腔炎の手術で一番辛かったのは入院中よりも退院後約1ヶ月間続いた咳と、頭痛(風邪症状)ですかね。

 

咳は全身麻酔をするにあたり人工呼吸器のゴム管を気管に直接通すのですが(気管挿管)、その影響で咳や痰、喉の痛み、声枯れ等が起こりますが、特に咳は退院後1ヶ月間くらいずっと出てかなり辛かったです。

※気管挿管は専門医ではなく、救命救急士(救急隊員)さんの実習に使われることもあるようです。

気管挿管は専門医ではなく、救命救急士(救急隊員)さんの実習に使われることもあるようです

頭痛(風邪症状)に関しては、退院後しばらくは何ともなかったのですが、通院でガーゼを除去と抜糸、鼻掃除をして以降に発生しました。

手術が終われば全てがバラ色と思っていただけに、退院後のこれらの症状は結構辛かったです😰

ただ、頭痛(風邪症状)に関してはロキソニンやカロナールなどの痛み止めを飲めば良いので我慢せずに処方してもらいましょう。

 

手術後の症状は人それぞれ

副鼻腔炎の手術に関してネットで色々調べてみると、全身麻酔や術後の症状は人によってかなり異なり、何ともなかったと書いている方もいるので必要以上に恐れなくて良いかもしれません。あくまでも私がということですし、咳に関しては気管挿管した実習生?が下手くそだったのかもしれません。

次手術することになったら実習生は断るかも😩

 

これからは民間療法も効果的かも

副鼻腔炎の手術をするまで様々な民間療法を試してきました。例えば漢方もそうですし、排膿効果のあるという”なたまめ茶”を飲んでみたり、馬油が効くといえば点鼻してみたり、テラマイシンなどの市販の抗生物質を綿棒で鼻に塗ってみたりね(それで鼻血ブーで救急車(^^ゞ)。

 

確かに効果があったものもありますが、やはり完治には至らずこうして手術を受けるまでになったのですが、でもこれからはこれらの民間療法はさらに効果的かもしれません。

 

というのも、今までは鼻中隔が湾曲していたりポリープがあったりしてそもそも鼻の通りがものすごく悪かったわけですが、今回手術をしたことで鼻中隔は真っ直ぐになりポリープも取っちゃいましたから膿が溜まっても排出はしやすくなっているはず

 

私の場合、今回の手術で国の難病指定疾患である好酸球性副鼻腔炎であるということもわかりましたが、好酸球性副鼻腔炎には納豆(ナットウキナーゼ)が良いという話もありますので、1日1パック程度を目安に食べる習慣にしたいと思っていますp(^^)q

 

 

医療保険と高額療養費制度には感謝しかない

いざという時の医療保険は本当に助かりますね、私は県民共済ですが、もっと高いものにプランを見直しても良いかもと思っています。

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それと、高額療養費制度(医療限度額認定証)です。

日本は本当に素晴らしい!と実感しました。私は自営業なので、健康保険料が勝手に引かれるわけでなく自分で払うので、あまりの高さに文句ばかり言っていましたが、こういう体験をしてみてなるほど良い制度だと思いましたね。

これからはもっと感謝して払います。

 

副鼻腔炎の手術をして本当に良かった

副鼻腔炎の手術後はまだ二ヶ月ほどしか経っていないので、まだ完治というわけではないですが、鼻の通りはものすごく良くなっていますし今のところ全く問題はないです。

副鼻腔炎の手術をして本当に良かった

特に今までは鼻中隔の湾曲と肥厚性鼻炎のでせいで鼻の通りが悪かったのはもちろん、副鼻腔に溜まった膿の不快感、鼻や口から漂う膿の臭い(鼻臭や口臭)が消え、最も気になっていたドロッとした鼻汁が喉へまとわり付く後鼻漏もほぼなくなったのは本当に嬉しいです。

ほぼと書いたのは、後鼻漏は完全に無くなったわけではなく、特に起床時など喉に溜まっているときがあるのですが、これは上咽頭に少し炎症があるからとのことで、先生曰く副鼻腔はとてもキレイだとのことです。

 

それと以前からずっと気になっていた慢性疲労症状が出なくなったこと。手術前までは朝から仕事してお昼頃には眠く眠くて15~30分程度、仮眠を取らないと辛かったのですが、手術後はそのようなことはほぼなくなりました。また慢性的な体の怠さもかなり軽減しました。

もちろん副鼻腔炎とは関係ないかも知れませんが、副鼻腔炎やBスポット(EAT)の上咽頭炎をもっていると様々な症状が現れるらしいので、そのような方は一度耳鼻科で副鼻腔炎(上咽頭炎)の診察を受けたほうが良いかもしれません。

鼻の病気がわかる!鼻トラブル一覧
鼻の病気がわかる!鼻トラブル一覧表~クリックで拡大

~健康一番けんいちVol.12より~

 

今回は『初めての入院&全身麻酔』ということで不安もありましたが、おもいきって手術を受けてみて本当に良かったと思っています>大きな病院と縁をつないでくれた鼻血に感謝です。

 

– 副鼻腔炎の手術は日帰りか入院か?

副鼻腔炎の手術は日帰りor入院どちらがおすすめ?

最近では副鼻腔炎の手術でも日帰り可能というところもありますが、今回2泊3日の入院で手術を受けてみて、正直日帰りはかなりキツイかな?と思いました。

実際には手術後の夜には体力は回復していましたが、術後の体調はとても不安定で、翌朝はかなりフラつきも出ましたし退院できるかな?という状態でした。

また退院2日目の深夜には息苦しさを感じ、一時は救急車を呼ぶ寸前まで行きましたが(手術を受けた病院は24時間救急の受け入れをやっている総合病院なのでいつでも行ける安心感がありました)、病院によっては1週間程度の入院というところもあるので、もし入院中であればそんなときでも安心ですよね。

そう考えるとたかが副鼻腔炎とはいえ、手術は色々な診療科が入っている大きな総合病院で受けるのが正解だと思います。

総合病院だから特別高額ということもないですし、年収によりますが、高額療養費制度(医療限度額認定証)と医療保険を利用すればかなり安い費用で手術を受けることも可能です。

 

– 副鼻腔炎の完治は手術後最低半年必要

副鼻腔炎の手術は無事終わりましたが、手術した粘膜が落ち着くまでには最低でも3か月程度、治ったといえるまでの期間は最低半年、副鼻腔内の粘膜が回復し本当にきれいな状態になるには1年程度かかるそうです。

副鼻腔炎の手術後の通院ペース~健康一番けんいちVol.12より~

副鼻腔炎の治療は実は手術を終えてからが本番で、通院による鼻清掃や投薬治療、鼻うがいなどやることが多く、術後のケアを適当にやってしまうと完治しないばかりか、ポリープの再発などで再手術ということもあるようです(特に好酸球性副鼻腔炎)。

副鼻腔炎の術後のケア~健康一番けんいちVol.12より~

ということで、副鼻腔炎での入院~手術~退院後の体験談は一旦ここで終了としますが、今後もし重要なことがあればこのページに追記、もしくは新規記事として”副鼻腔炎”のカテゴリーに追加していく予定です。

副鼻腔炎の手術後のCTもまだ撮影していませんし📷

 

最後に、雑誌『健康一番けんいちVol.12〛には大変お世話になりました。治療や手術などほとんどがここに書いてあるとおりに進行しましたので不安なく受けることができました。感謝です!

副鼻腔炎の手術で非常に役立った書籍~健康一番けんいちVol.12~

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Posted by daily life